美と健康のために「女性ホルモン」のバランスを整えましょう!
忙しく、ストレスを溜め込む毎日。眠るのはいつも深夜になり、寝不足気味では?
不規則な生活が続いていると女性ホルモンも乱れやすくなり、見た目だけではなく生理痛や子宮筋腫などさまざまな病気を招いてしまうことがあります。
今回は薬剤師である筆者が、空いた時間で簡単にできる、揉むだけで女性ホルモンを整えるパーツ4つをご紹介したいと思います。
まずは知っておきたい!「女性ホルモン」
「女性ホルモン」とは、卵巣から分泌される“エストロゲン”と“プロゲステロン”を総称したものです。このホルモンは、女性のカラダとココロに大きな影響を与え、「女性らしさ」を引き出し、妊娠・出産に備えて子宮の状態を整える働きなどがあります。
女性ホルモン分泌の指示は脳から出るため、ストレスや環境の変化などの影響を非常に受けやすいとされています。女性ホルモンのバランスは、些細なことで乱れてしまいがち。特に現代社会では、不規則な生活や、過剰なストレスを受けることが多いため、対策を取る必要があるでしょう。
女性ホルモンのバランスを整える4つのパーツ
空いた時間を使って、女性ホルモンのバランスを整えましょう。方法は簡単です。次の4つのパーツを揉みほぐすだけでOK。
(1)谷間
「壇中(だんちゅう)」というツボが、バストの谷間にあります。ちょうど左右のバストトップの真ん中くらいです。手で押してみると少し痛みを感じるポイントを優しく揉みほぐしてあげましょう。
壇中は女性ホルモンの分泌と深く関わっているとされていて、さらにバストアップ効果があることでも有名です。また、ストレスや不眠症、胸苦しさ、生理痛や生理不順、悪阻などさまざまな症状に効果的とされています。
(2)左の鎖骨
全身を巡っているリンパ菅には、体内で不要となった老廃物や毒素がリンパ液として流れていて、最後に左鎖骨下静脈から静脈に入ります。この時、左の鎖骨部分に不要になったリンパ液が溜まり易くなっていますので、揉みほぐしながら流れを良くしてあげましょう。
ポイントは、左の鎖骨の上のくぼんだ部分を、指二本で手前から奥に向かって鎖骨をなぞるように揉みほぐしてあげること。
全身をマッサージすることは大変ですが、リンパの流れの最終地点、「左の鎖骨部分」は普段から揉みほぐしておきましょう。
(3)足の親指
足の親指には、ホルモンを分泌するように指示を送る脳のツボがあります。生理不順やのぼせなど、ホルモンの乱れを感じた時は、足の親指をしっかり揉みほぐしてみましょう。他にも悩み事が多かったり、頭を使うことが多い方にもオススメのツボです。
(4)かかと
かかとには、生殖器系統のツボがあります。かかとを押して痛さを感じたり、硬いと思った人は婦人科系の疾患が起こりやすいかもしれません。刺激しにくい部分なので、立った状態でゴルフボールなどを踏んで刺激するのがオススメです。
どんなめんどくさがり屋さんでもこの4つのうち1つはできると思います。もちろん全てをお試しいただきたいのですが、できるものから日常に取り入れてみてくださいね。
薬剤師・大久保 愛