今年こそ冷え撃退!季節の変わり目対策
夏より涼しく、冬より暖かく過ごしやすい季節の秋。しかし、冬よりも寒さに弱いと感じる
ことはありませんか?じつは、季節の変わり目の方が、気温の変化に敏感だったりします。
今回は薬剤師である筆者が、冷えを撃退する方法についてお伝えしたいと思います。
秋は自律神経を乱し、冷えを感じやすい?
秋は気温の変化が起こりやすく、今日と明日の気温の差が激しい季節。さらに、1日の中でも朝と昼と夜の気温差も激しい季節です。
5度以上の気温変化に体がついていくために、自律神経が乱れてしまうことがあります。
特に日頃エアコンが効いている部屋に長時間いたり、運動不足で汗をかいていなかったり、暑い時に冷たいものばかり飲み食いしていたという人は、自ら温度調節をする力が弱いため秋の激しい温度変化により、体調を崩してしまいやすくなります。自律神経を乱し、冷えに弱くなっている秋は、季節に合わせた対策を取る必要があります。
本来過ごしやすい季節である秋は、温度変化に対応できる強い体でいたいですね。
秋の冷え対策3つ
その1:“クビ”と付く部分を温める
“クビ”が付く部分とは手首、足首、首、くびれです。手首や足首、首は皮膚が薄く、温めると動脈も温まるため体全体が温まりやすくなります。また、くびれ、つまりお腹や腰周りを温めると内臓も温まり、消化器系や婦人科系の臓器を冷えによるダメージから守ることができます。
その2:筋肉を強化する
筋肉には熱を発生させる働きや、血液循環を促す働きがあります。なので、筋肉量が少ない人は冷えを感じやすくなります。そこでオススメのエクササイズをご紹介します。
【エクササイズの方法】
- 両足を伸ばして床に座ります。
- 骨盤を前後に動かしお尻歩きを前に30歩進み、30歩後ろに下がります。
このエクササイズでは、大きな筋肉を使うのと同時に、骨盤の位置も整い、冷えを感じる人にはオススメです。
その3:冷たい飲み物を摂らないようにする
暑い時には、冷たいものを摂り過ぎたり、エアコンの効いた環境で過ごす機会が多く、内臓が冷えきってしまっている人が多くみられます。内臓が冷えると単純に体が冷えるだけではなく、だるさや消化器系の不調なども起こしやすくなってしまいます。最低でも、体温より温かいものを摂取するようにして内臓を温めてあげましょう。
季節の変わり目は体調の変化も感じやすいものです。少しのケアで快適な毎日を過ごしたいですね。
薬剤師・大久保 愛