お正月食べ過ぎた…をシラっとなかったことに!「翌日の献立」
年末の忘年会、クリスマスに続きお正月と、高カロリーの食事が続きますよね。特にお正月は、ゴロゴロしながら3食以外にも無駄に食べてしまうことも多いと思います。さらに摂取カロリーが高くなり、逆に消費カロリーが少なくなるので、体重の増加が加速してしまいます。また、お正月が過ぎると新年会も始まり、なかなか痩せるチャンスがなくなっていきますよね。
今回は、薬剤師である筆者が、食べ過ぎてしまった日の翌日に、おすすめするレシピをご紹介したいと思います。
食べ過ぎた翌日に摂るべき栄養素
食べ過ぎると体内に余分な脂肪分や水分、塩分などが溜まりやすくなります。そこで、体に定着する前に代謝を上げて、カロリーや余分な水分を消費・排泄しやすくする必要があります。
代謝を上げる栄養素として、糖質の代謝を促進してくれる「ビタミンB1」、また、脂質の代謝を促進してくれるものとして「ビタミンB6」があります。また余分な水分の排泄を促すのが、「カリウム」です。その他、排便を促す「食物繊維」の摂取も大切です。そして、代謝の働きを鈍らせる食べ物や冷たい飲み物は、できるだけ控えることもポイントです。
ヨーグルト+乾物で食べ過ぎをリセット
ヨーグルトや乾物には、「ビタミンB群」や「カリウム」などのミネラル分が豊富です。
通常、乾物を水で戻すと、多くの栄養素が失われてしまいます。ですが、ヨーグルトで乾物を戻すと、栄養素がヨーグルトに吸収され、体内への栄養素の吸収が良くなるのです。また発酵食品ですので、「食物繊維」も豊富に含み、整腸作用もあります。
食べ過ぎてしまった日の夜は、是非家の中に眠っている乾物をヨーグルトに漬けて眠りましょう。
食べ過ぎた翌日のおすすめ献立
どの乾物も下ごしらえは一緒です。乾物の汚れを水で洗い流し、水分を拭き取ったら、乾物がひたひたになる程度のプレーンのヨーグルトに漬けて一晩(8時間程度)おくだけです。
下記のレシピで栄養素はしっかり摂れるので、メインディッシュとして、カロリーと糖質の少ない温かいスープなどを1品プラスして1日過ごしてみましょう。食べ過ぎリセットに効果的です。
<朝> 切り干し大根のサラダ
材料
切り干し大根(ヨーグルトを適量加えて一晩おいたもの)・・・1袋
きゅうり・・・1/2本
パプリカ・・・1/2個
ツナ缶(水煮の方がおすすめ)・・・1缶
大葉・・・2枚
塩、胡椒、ごま:適量
作り方
材料を食べやすい大きさに切って混ぜ合わせる。
<昼> 高野豆腐の肉巻き
材料
高野豆腐(ヨーグルト適量加えて一晩おいたもの)・・・1枚
生ハム・・・4枚
オリーブオイル・・・適量
作り方
食べやすい大きさにカットした高野豆腐に生ハムを巻きつけ、フライパンに油をひいて焼く。
<夕> 干し椎茸のカレー
材料
干し椎茸(ヨーグルト適量加えて一晩おいたもの)・・・大きいもの5枚くらい
ササミ・・・200g程度
玉ねぎ・・・1/2個
カレーパウダー・・・大さじ1
塩、胡椒・・・適量
お酒・・・大さじ1
水・・・適量
作り方
- 玉ねぎを食べやすい大きさにカットして、しんなりするまで炒める。
- 塩、胡椒を加え、一口大にカットしたササミも加えて炒める。
- 残りの材料全てを加えて混ぜ合わせ、沸騰させる。
- その後、弱火で15分程度煮込む。水分が足りなく焦げ付きそうな時は水を適宜足す。
食べ過ぎた時だけではなく腸を綺麗にしてデトックスしたい人、肌荒れが気になる人、むくみが気になる人なども是非取り入れてみてくださいね。
薬剤師・大久保 愛