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漢方ビュー通信

ミカンってすごい!冬に食べて春まで続く驚くべき効果

ミカンってすごい!冬に食べて春まで続く驚くべき効果

冬はミカンを食べる機会が増えますよね。家の中でぬくぬく過ごしながら、少しひんやり甘酸っぱいミカンを食べると乾いたカラダも潤ってシャキッとした気持ちになります。この幸せな気分になれるミカンには、じつは驚くべき効果があります。

今回は薬剤師である筆者が、冬にミカンをオススメする理由をお伝えします。

ミカンに含まれる“ある成分”は春まで効果を発揮する

ミカンに含まれるβクリプトキサンチン”は春まで効果を発揮する

ミカンには「ビタミンC」が多く含まれているので、風邪を引きやすい冬にオススメであることは一般的です。しかし、ミカンにはビタミンC以外の成分も含まれていて、それが体内に長期的に残って効果を発揮することはあまり知られていません。

それは、「βクリプトキサンチン」と呼ばれる成分。
βクリプトキサンチンには抗酸化作用があり、血中に2カ月程度残るため、長期的に恩恵を受けることができると言えます。また、飲酒や喫煙をする人では、βクリプトキサンチンにより血中濃度が低下しやすいというデータがあります。飲酒や喫煙による活性酸素からβクリプトキサンチンが身を守っていると考えることができます。
お酒を飲む機会が多かったり、環境の変化でストレスを感じる機会が増えそうな人は、今の時期にミカンを食べてカラダの抗酸化作用を高めてみてはいかがでしょうか。

さらに、βクリプトキサンチンには骨粗しょう症を予防する働きがあるとされています。冬場は、日光に当たる機会が減るため骨密度も低下しやすい季節です。足腰が気になる人にもオススメできます。

ミカンの皮にも効果が!?

ミカンの皮にも効果が!?

じつは、漢方医学においてミカンの皮は生薬の一つ、「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれており、さまざまな漢方薬に配合されています。
陳皮には胃の働きを整えたり、喉の不調を緩和する働きがあります。さらに“リモネン”や“テルピネン”という香りの元となる成分も含まれており、それらは血行を改善し冷えの緩和にも役立つと考えられています。この効果は、ミカンの皮を干すことで高まると言われています。

ミカンを食べ終わったら、皮の汚れを重曹や塩を使って軽く洗い流してから、乾燥させてお茶として使うのがオススメです。寒い時やお腹や喉の調子が悪い時に使用してみましょう。プーアル茶や緑茶などに少しプラスして飲んでも美味しくいただけます。
また、同様のものを入浴剤として使うこともできます。ネットに入れてお風呂に入れると保温効果もあり湯冷めの防止や、美肌効果、体臭防止なども期待できます。

食べても飲んでも、お風呂に入れてもカラダに優しい万能なミカン。
冬場にフルーツを食べるなら、ミカンを率先して食べてみてはいかがでしょう。

ご存じですか?

医療用漢方製剤はお近くの医療機関で処方してもらうこともできます。
ご自身の症状で気になることがありましたら、一度かかりつけ医にご相談ください。
(すべての医師が漢方独自の診療方法を行うとは限りません。一般的な診療だけで終える場合もあります。)

Feb 9 2018

薬剤師・大久保 愛

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