薬の前に試して!「便秘でお腹がパンパンな時」の朝食レシピ
パンパンなお腹を少しでもごまかすために、チュニックやワンピースばかり着ていませんか? 便秘と戦っている影響で、体のラインがばれる洋服を避けてしまう女性は多いと思います。お腹がストンとまっすぐだと洋服のバリエーションも増え、お洒落を楽しむこともできますよね。
今回は薬剤師である筆者が、薬に頼る前にぜひ試してほしい便秘におすすめな朝食をご紹介します。
ポッコリお腹になるNG行動
まずは、便秘を悪化させる可能性がある、日常生活のNG行動をチェックしてみましょう。
冷たいもの(常温含め)をよく飲む
夜更かししがち
同じ姿勢をしていることが多い
水分をあまり摂らない
野菜や海藻をあまり食べない
運動不足で腹筋がない
肉ばかり食べる
どれも胃腸の働きを弱くしてしまう行動なので、便秘を感じていて上記項目に該当するものがあれば気をつけてみましょう。
便秘薬の前に薬剤師が朝食に食べるもの
筆者がオススメしたい朝食は、“焼きバナナのきな粉和え”です。作り方は超シンプルですよ。
【材料】
バナナ・・・1本
きな粉・・・大さじ1
【作り方】
まず、バナナを食べやすい大きさにカットします。それを、アルミホイルの上にのせてオーブントースターでトロッとするまで焼くか、耐熱皿にのせて電子レンジでトロッとするまで温めた後に、きな粉をかけるだけです。
バナナには、便秘によい食物繊維やビタミンやミネラルなどが含まれています。さらに、バナナを温めるとより便秘に効果的。朝は1日で一番体温が低くなる時間帯です。温めたバナナは胃腸を温めてくれるので、消化器系の働きが良くなります。また、バナナは温めることで栄養素の吸収率が増加したり、整腸作用があることで有名な「オリゴ糖」の量も増加します。
きな粉にも、食物繊維やオリゴ糖が含まれているため、バナナ同様に便秘の改善にオススメ。さらに、女性が不足しやすいタンパク質も十分に摂取できるので、食生活が乱れやすい人にも良いでしょう。
バナナは温めると甘みが増してとても美味しいです。きな粉をかけると、スイーツのようになり満腹感も得られます。あっという間に完成するので、忙しい朝にももってこいですよ。
生活習慣や食習慣などを改善せずに便秘の薬に頼ってしまうと、便秘の原因を取り除いたことにはなっていないので、薬を止めた時に便秘を再発してしまうこともあります。薬を飲む前に自分でできることを試してみましょうね。
薬剤師・大久保 愛