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漢方ビュー通信

マスク着用で起こる悪影響も把握しておきましょう!

マスク着用で起こる悪影響も把握しておきましょう!

マスク着用が当たり前となった昨今、みなさんはマスクの中でどんな顔をしていますか?
他人に見えるのは目の部分だけなので表情をつくる必要がない上に、意識して鼻呼吸をする必要もないので、“油断”している人も多いのではないでしょうか。

マスク着用による油断は、呼吸が浅くなる、口の周りの筋力の低下、口呼吸による口腔内の乾燥、口腔内細菌の状態の悪化、バリア機能の低下など、さまざまなリスクが考えられます。

そこで今回は、マスクを着用することによって、どのようなことに影響してくるのかを詳しく解説します。

マスク着用による表情筋の衰えに注意しよう

マスク着用による表情筋の衰えに注意しよう

もちろんマスク着用によるメリットは多々ありますが、逆にそれによって生じるマイナス部分に関しては、別途補っていく必要があると思います。
例えば、マスクをしていると表情をつくる必要がないので、今までよりも頬や口元を動かさなくなりがちです。そうなると、表情筋が実年齢よりも衰え、フェイスラインがぼやけ、ほうれい線とマリオネットラインがくっきりと現れてきてしまう恐れがあります。
※ほうれい線とは、鼻から口元の両脇にかけて伸びるシワ。マリオネットラインは、口の両端から顎まで走っているシワ。

対策として、マスクを外しても構わないタイミングで顔を鍛えるエクササイズを始めてみましょう。
例えば、『リ・フ・ト・アッ・プ』と、ストレッチさせるように声は出さずに口を大きく開けて動かすだけでも効果的です。

猫背で口呼吸になっていたら要注意

長時間マスクをしていると、息苦しくなり、今まで鼻呼吸だった人も口呼吸になっていることがあるようです。また、マスク着用のまま、パソコンやスマホ、タブレットに触れる時間が増えた人も多いのではないでしょうか。
その場合、人によっては口呼吸になりながら猫背の姿勢で、過ごすことになってしまいます。
すると、横隔膜をはじめとした呼吸に関わる筋肉の動きが悪くなってしまい、呼吸が浅くなってしまうことが考えられます。

呼吸が浅くなると、エネルギー産生に必要な酸素が不足し、疲れやすくなったり、脳細胞で酸欠が起こり頭の回転が鈍くなったり、自律神経が乱れ免疫力が低下したりと、カラダにとってよいことはありません。
猫背で口呼吸になっている人は、気が付いたときに息を4秒吸い、4秒息を止め、8秒かけ息を吐き切るという呼吸を5回ほど繰り返して、深い呼吸を心がけるようにしましょう。

口呼吸による免疫の低下に注意

口呼吸による免疫の低下に注意

口呼吸による弊害はまだあります。
口呼吸が中心になると、口腔内が乾燥し、唾液量が減少してしまいます。唾液には免疫機能が備わっているので、ウイルスや細菌などによる感染症も起こしやすくなります。また、口臭や口内炎、虫歯や歯周病などの口腔内トラブルのリスクも高まります。
そこで、口の中で歯茎をなぞるようにベロ回しを左右に1分程度行ってみましょう。そうすることで、唾液の分泌を促すことができます。

このように、近年で習慣化したものは、私たちの健康に良いこともあれば、悪いこともあります。
マスクをして身を守っているのに、それによって別の悪影響が生じることもあります。さまざまな側面から自分の行動を分析して健康の質を高めるようにしていきたいですね。

医療用漢方製剤はお近くの医療機関で処方してもらうこともできます。
ご自身の症状で気になることがありましたら、一度かかりつけ医にご相談ください。
(すべての医師がこの診療方法を行うとは限りません。一般的な診療だけで終える場合もあります。)

Oct 12 2021

医療ライター・山内

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